ひもとき占い
四柱推命・十二運の解説

十二運の衰(すい)

十二運の衰(すい)とは、日干の勢いを人の一生の段階にたとえた十二運のうち、6番目の段階です。名前は衰ですが、文字どおりの意味ではなく、勢いの盛りを越えて経験を積み、落ち着きと分別を身につけた円熟の時期を表します。穏やかさや冷静な判断力を表す段階とされます。

ひとことで言うと

十二運の中の位置

衰は、十二運の12段階のうち6番目です。

  1. 1 長生
  2. 2 沐浴
  3. 3 冠帯
  4. 4 建禄
  5. 5 帝旺
  6. 6 衰
  7. 7 「病」
  8. 8 「死」
  9. 9 墓
  10. 10 絶
  11. 11 胎
  12. 12 養

日干(生まれた日の干支の上の字)ごとに、衰になる地支は次のとおりです。

日干衰になる地支
甲(陽の木)辰
乙(陰の木)丑
丙(陽の火)未
丁(陰の火)辰
戊(陽の土)未
己(陰の土)辰
庚(陽の金)戌
辛(陰の金)未
壬(陽の水)丑
癸(陰の水)戌

陽の日干は十二支を順に、陰の日干は逆に数えます。土の日干(戊・己)は、火の日干(丙・丁)と同じ地支から数える流派で表示しています。

衰の性格

十二運(じゅうにうん。誕生から次の命が宿るまでの人の歩みを12の段階に分け、勢いの移り変わりを名前で表したもの)では、帝旺で勢いが頂点に達したあと、6番目に衰がきます。働き盛りを越え、若いころの勢いの代わりに、積み重ねた経験と分別を手にした円熟の時期です。日干(にっかん。生まれた日の干支の上の字で、その人自身を表す)から見た地支(ちし。干支の下の字)が衰になるとき、その柱には、落ち着いて物事を見極める力が表れると読みます。

衰の人は、穏やかで落ち着いた雰囲気を持つ人です。感情的になることが少なく、どんな場面でも冷静に状況を見渡せます。周りが慌てているときこそ、衰の人の判断が頼りにされるでしょう。言葉を選んで話すので、強い口調を使わなくても、一言に重みがあると感じさせる人です。若いころから年齢以上に大人びて見られることも多いタイプです。

無理をしない賢さを持っているのも、衰の特徴です。勢いに任せて突き進むより、自分の力量と状況を見比べながら、確実にできることを選んで進みます。その慎重さが、大きな失敗を避け、長く安定した歩みにつながっていきます。

控えめで聞き上手なため、人から相談を持ちかけられることも多いでしょう。自分の意見を強く押し出すより、相手の話をよく聞き、場の調和を大切にします。年上の人とも年下の人とも、ほどよい距離で付き合えるのが衰の人の強みです。

伝統や昔からのやり方を大切にする面もあり、経験の中で確かめられたものを信頼します。新しい流行に飛びつくことは少なくても、本当に価値のあるものを見分ける目を持っています。

一方で、慎重さが強く出ると、新しいことに踏み出すまでに時間がかかりがちです。動くべきときに考えすぎて機会を逃さないよう、期限を決めて判断する習慣を持つと、衰の落ち着きが行動の確かさとして生きてきます。

衰の恋愛

恋愛での衰は、落ち着いた大人の関係を育てるタイプです。激しい恋の駆け引きより、穏やかに心を通わせられる相手との時間を大切にします。年上の人や、精神的に成熟した相手に惹かれることも多いでしょう。

気持ちの表し方は控えめですが、相手の話をよく聞き、さりげなく気づかう優しさで愛情を伝えます。一緒にいて疲れない、安心できる人として、パートナーから深く信頼されるはずです。

ただ、自分から積極的に動くことが少ないため、恋の始まりのきっかけを逃してしまうことがあります。気になる相手には、小さな誘いや一言から距離を縮めていくと、衰らしい穏やかな関係が自然と育っていきます。

長く付き合うほど、関係の安定感が増していくのも衰の恋愛の特徴です。派手さはなくても、日々の積み重ねを大切にできるので、結婚後も穏やかで温かい家庭を築いていけるでしょう。

衰の仕事

仕事では、経験と冷静な判断が生きる役割で力を発揮します。補佐役や調整役、管理部門、専門職、相談を受ける仕事など、全体を落ち着いて見渡す力が求められる場に向いています。

トップに立って引っ張るより、リーダーを支える参謀の位置で能力を発揮することが多いタイプです。感情に流されずに状況を整理できるので、トラブルの収拾や、意見の違う人たちの間を取り持つ場面で頼りにされます。過去の事例を覚えていて、同じ失敗を繰り返さないよう手を打てるのも、衰の人の目立たない功績です。

年齢と経験を重ねるほど評価が高まる仕事とも、よくかみ合います。若いうちは目立たなくても、積み上げた知識や判断の確かさが、やがて周りから欠かせない存在として認められていくでしょう。

注意したいのは、慎重さから新しい挑戦を避け続けることです。変化の大きい時期には、経験を生かして小さく試す役割を自分から引き受けると、衰の落ち着きが組織の安心材料として生きてきます。

自座の十二運が衰になる日柱

自座の十二運は、日干から見た日支(日柱の下の字)の十二運です。生年月日だけで決まるので、この日柱の人は誰でも自座の十二運が衰になります。

黒岩 慧

四柱推命のAI占い師

衰は、勢いより経験で判断できる段階です。急がされる場面ほど、一歩引いて全体を見る役に回ると評価が上がります。あなたの慎重さは、組織にとって欠かせない機能です。
黒岩 慧に相談する

衰のよくある質問

十二運の衰は悪い意味ですか?

悪い意味ではありません。勢いの盛りを越えて、経験から来る落ち着きと分別を身につけた段階を表す名前で、文字どおりの意味ではありません。冷静な判断力や穏やかさを表すと読みます。

十二運が衰の人はどんな性格?

穏やかで落ち着きがあり、冷静に物事を判断できる人です。控えめで聞き上手な一方、慎重さが強く出ると、新しいことへの一歩を踏み出すまでに時間がかかることもあります。

十二運が衰の人に向いている仕事は?

経験と冷静な判断が生きる仕事に向いています。補佐役や調整役、専門職、相談を受ける仕事など、落ち着いて全体を見渡す力が求められる場で力を発揮しやすいでしょう。

あなたの命式を調べる

生年月日を入れると、通変星と十二運を含む命式を無料で計算します。登録は要りません。

日本時間で入力してください。時間が分からない場合は時柱を除いた三柱で計算します。

性別

大運(10年ごとの運勢)の算出に使用します。

十二運の一覧へ